EDUCATION
教育体制
EDUCATION
松蔭病院看護部の教育体制
社会のニーズ、看護部の
理念に応えるために、
こころの治療・看護ケアが
できる人材を育成する。
看護部理念
質の高いこころの看護サービスを提供し、人と人との関係を調整する
「こころの看護は、こころで看る」
精神科である、と聞いたとき、人々は"怖い"とか、"わからない"というように反応します。しかし、誰もが"こころの問題"は大切であると言います。私たちの病院は精神科単科の専門病院です。その病因や症状を捉え、看護に当たりたいと努力しています。
そして何より患者さまの病的な部分とそうでない部分をしっかり見極め、患者さまと触れ合い、信頼関係を作り上げていく、そんな看護をしたいと思います。
POINT
01
プリセプター制度
新人看護師(プリセプティ)一人につき、一人の先輩看護師(プリセプター)が指導役としてつき、マンツーマンで業務を覚えていく教育制度です。一人ひとりのペースに合わせて業務を学べるだけでなく、プリセプターは精神面でも後輩看護師を支える役割を担っているので、悩みを相談しながらともに成長していくことができます。もちろんチーム全体で見守っていきます。
POINT
02
メンター制度
新人看護師(メンティー)と年の近い先輩看護師(メンター)が、新人看護師の業務のことやキャリア形成、人間関係などを中長期的にサポートします。何でも相談できる、心を開ける身近な存在が職場にいる安心から、のびのびと自分らしく活躍することが期待されます。
ローテーション研修
松蔭病院では、新人看護職員研修をはじめ、経年別研修を行っています。新人研修では当院における精神科看護の全体像を理解するために、急性期病棟、慢性期療養病棟、身体合併症治療病棟でローテーション研修を行っています。
2年目以降は、ケーススタディや個々の臨床経験値に応じた看護観を形成する手助けをしています。また、准看護師研修や看護補助者研修といった資格別の研修によって職務内容に応じた能力を育成し、ライフスタイルに応じて新たな資格取得を目指すことも支援しています。また、全職員を対象にした学習会も開催しています。 学習会のテーマは、地域精神科医療を担う病院としての義務を果たすために、最新の医療の動向を反映させたものや、感染対策、医療安全、褥瘡対策、行動制限最小化等、病院に義務付けられた内容を網羅し、日々の看護実践に役立つ内容となっています。
PROGRAM
教育プログラム
年間教育計画
開催時期 | テーマ | 担当講師 |
---|---|---|
4月 | 新採用者集合研修 | 松蔭病院職員 |
新人看護職員研修 | 松蔭病院職員(看護部) | |
5月 | 新人看護職員研修 | 看護部教育委員 |
卒後2年目研修 「ケーススタディ説明会」 | 看護部教育委員 | |
6月 | 院内臨地実習指導者研修会①② | 看護部教育委員 |
CVPPP | 看護部 CVPPPトレーナー |
|
新人看護職員研修「リフレッシュ研修」 | 看護部教育委員 | |
7月 | 院内臨地実習指導者研修会③④⑤ | 看護部教育委員 |
行動制限最小化学習会 | 行動制限最小化委員 | |
看護補助者研修「業務に必要なコミュニケーション」 | 看護部教育委員 | |
臨終時の看護 | 看護部 中病棟師長 |
|
ひきこもりアウトリーチ実践学習会 | 医師 | |
8月 | 医療安全学習会「組織の安全文化について」①② | 外部講師 |
9月 | 卒後2年目研修 「ケーススタディのまとめ方」 | 看護部教育委員 |
医療安全学習会「組織の安全文化について」 | 外部講師 | |
リーダー看護師研修「チーム医療を円滑にするためのコミュニケーション術」 | 看護部教育委員 | |
10月 | 准看護師研修 「幸福学と働く環境づくり」 | 看護部教育委員 |
「手指衛生について」~医療環境を有害な病原体から守るために~①② | 外部講師 | |
中堅看護師研修「認知行動療法的かかわりについて」 | 看護部教育委員 | |
11月 | 「手指衛生について」~医療環境を有害な病原体から守るために〜③ | 外部講師 |
看護補助者研修「車椅子への移乗」 | 看護部教育委員 | |
「手指衛生について」~補修①② | 感染対策委員会 | |
医療安全学習会「医療ガスの取り扱い/CVPPP」 | 医療安全委員 | |
1月 | 令和1年度 院内看護研究発表会 | 看護部 |
2月 | 行動制限最小化学習会 | 行動制限最小化委員 |
院外研修
精神科看護の専門性はもちろん、各自の興味関心に応じたスキルアップ、キャリアアップに繋がる研修の情報を提供し、看護師に求められている自己研鑚をサポートしています。
研修会名 | 主催 |
---|---|
看護補助者との恊働と教育 | 愛知県看護協会 |
日本精神科病院協会 通信教育スタンダードコーススクーリング〜大阪〜 | 日本精神科病院協会 |
急変をどう予測するか② | 愛知県看護協会 |
第50回日本看護学会〜看護管理〜 | 日本看護協会 |
施設内教育とインストラクショナルデザイン | 愛知県看護協会 |
他科に誇れる精神科の専門技術メンタルステータスイグザミネーション(MSE) 〜精神症状・心理的反応〜研修 |
日本精神科看護協会 愛知県支部 |
心不全患者の看護〜急性期から慢性期まで〜 | 愛知県看護協議会 |
医療安全に関するワークショップ | 東海北陸厚生局 |
名古屋市看護管理者研修フォローアップ研修 | 名古屋市 |
精神障害者にも対応した地域包括ケアシステムの構築 | 日本精神科看護協会 愛知県支部 |
看護補助者活用の推進に向けた看護管理者研修 | 愛知県看護協議会 |
名古屋市臨時実習指導社講習会 フォローアップ研修 | 名古屋市 |
外国人技能実習指導員講習会 | 株式会社 ウェルネット |
EDUCATION
まつかげシニアホスピタル看護部の教育体制
地域からも患者さまからも
信頼され、
安全で安心な看護を提供
できる人材を育成します。
看護部理念
私達は病院の理念である「奉仕・責任・継続の念を持ち、医療の向上のために尽くします」に基づき社会や医療環境の変化に応じた看護を目指します。
-
理念01
命の尊厳と患者さまの
人権を守り、
心にとどく看護を実践します。 -
理念02
看護の創造性を追求し、
活力ある看護を
実践します。 -
理念03
臨床の場は常に
教育の場で
あることを認識し、
看護を実践します。
プリセプターシップ体制
部署の職員全員で新人看護職員の育成に携わる中で、新人看護職員が就職して1年間は、この体制で取り組んでいます。新人看護職員(プリセプティ)1人に対して決められた先輩看護師(プリセプター)が、仕事を通してアセスメントや看護技術、対人関係、看護サービスを提供する仕組み、看護職としての自己管理など広範囲にわたって役割モデルを示し共に成長しています。
PROGRAM
教育プログラム
年間研修概要
開催時期 | テーマ | 対象 |
---|---|---|
春 | 新採用者オリエンテーション | 新採用者全員 |
夏 | リフレッシュ研修 | 新採用者 看護職 |
はきだし研修 | 新採用者 看護補助者 |
|
看護技術研修:吸引 | ラダーⅠ | |
看護技術研修:採血・点滴 | ラダーⅠ | |
看護技術研修:創傷管理 | ラダーⅠ | |
認知症看護1 | 新採用者 | |
リーダーとしての心構え1 | ラダーⅠ | |
看護技術研修:輸液ポンプ・シリンジポンプの取り扱い | ラダーⅠ | |
秋 | 看護技術研修:急変時の対応・救急法 | ラダーⅠ/Ⅱ |
身体抑制時の対応と最小化に向けて | 看護補助者 | |
事例検討会1 | 全員 | |
物品管理・コスト管理 | ラダーⅠ | |
看護補助者研修 | 看護補助者 | |
認知症看護2 | 全員 | |
冬 | 身体抑制時の対応と最小化に向けて | ラダーⅠ |
看護技術研修:胃管カテーテル挿入 | ラダーⅠ | |
褥瘡予防研修 | 全員 | |
疾患別看護 | 看護師全員 | |
事例検討会2 | 看護職 |
- ※全職員対象の医療安全、感染防止対策、行動制限最小化対策等の研修は、各委員会が企画します。
- ※院外研修は、臨地実習指導者講習会をはじめとして出張で多数参加しています。